六曜の意味と吉凶一覧
六曜はどう決まるのか——旧暦の月日から機械的に決まる
六曜は占いのように人が選んでいるわけではなく、旧暦(太陰太陽暦)の月と日を足して6で割った余りだけで決まります。余りが0なら大安、1なら赤口、2なら先勝、3なら友引、4なら先負、5なら仏滅です。このツールも同じ計算をしています。
この決まり方から、旧暦の毎月1日(朔日=新月の日)の六曜は月ごとに固定されます。旧暦1月1日は必ず先勝、2月1日は必ず友引……という具合です。2日目以降は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に1日ずつ送られていきます。
| 旧暦の日付 | 六曜 | (月+日)÷ 6 |
|---|---|---|
| 旧暦1月1日 | 先勝 | 2 ÷ 6 = 余り2 |
| 旧暦2月1日 | 友引 | 3 ÷ 6 = 余り3 |
| 旧暦3月1日 | 先負 | 4 ÷ 6 = 余り4 |
| 旧暦4月1日 | 仏滅 | 5 ÷ 6 = 余り5 |
| 旧暦5月1日 | 大安 | 6 ÷ 6 = 余り0 |
| 旧暦6月1日 | 赤口 | 7 ÷ 6 = 余り1 |
| 旧暦7月1日 | 先勝 | 8 ÷ 6 = 余り2 |
| 旧暦8月1日 | 友引 | 9 ÷ 6 = 余り3 |
| 旧暦9月1日 | 先負 | 10 ÷ 6 = 余り4 |
| 旧暦10月1日 | 仏滅 | 11 ÷ 6 = 余り5 |
| 旧暦11月1日 | 大安 | 12 ÷ 6 = 余り0 |
| 旧暦12月1日 | 赤口 | 13 ÷ 6 = 余り1 |
カレンダーで六曜を眺めていると、順番どおりに進んでいたはずが急に飛んだり、同じ六曜が近い日に重なったように見えることがあります。これは旧暦の月が替わったタイミングでサイクルが朔日の六曜にリセットされるためで、計算が間違っているわけではありません。新暦(現在のカレンダー)では旧暦の月替わりが月の途中に来るので、不規則に見えるのです。
6種類が順番に巡るので、年間の日数はほぼ均等に分かれます。実際に2026年の365日をこのツールの計算で数えると、次のようになります。
| 六曜 | 2026年の日数 |
|---|---|
| 先勝 | 60日 |
| 友引 | 61日 |
| 先負 | 61日 |
| 仏滅 | 60日 |
| 大安 | 61日 |
| 赤口 | 62日 |
※ 旧暦の月替わりでリセットが入るため、ぴったり6等分(約60.8日)にはなりません。年によって1〜2日前後します。
六曜が公的な暦から外された経緯
六曜はもともと中国から伝わった時刻の吉凶を占う考え方が起源とされ、日本では室町時代ごろから知られるようになったといわれています。現在のような六曜の名称と順序に落ち着いたのは江戸時代後期で、そこから庶民の暦に広く載るようになりました。
転機は明治5年(1872年)の改暦です。政府が太陰太陽暦(旧暦)から太陽暦へ切り替えた際、暦に吉凶を書き込む「暦注」は迷信であるとして、公的な暦から排除されました。それでも六曜は民間で刷られた暦を通じて残り続け、戦後に暦の発行が自由になるとかえって広く普及した、と説明されることが多いです。
現在でも、六曜を根拠に日取りを決めることは合理的でないという立場から、配布物や公的なカレンダーに六曜を記載しない方針をとる自治体や団体があります。一方で結婚式場や葬儀社、引っ越し業者では日程調整の実務に影響する慣習として今も生きています。六曜は「守らなければならない決まり」ではなく、関係者の気持ちや都合をすり合わせるための材料として扱うのが現実的です。
大安カレンダー 2026年一覧
このページは2026年版です。2026年(令和8年)の大安日・仏滅日を月別に一覧表示しています。
※ 旧暦計算に基づく近似値です。六曜は旧暦の月が変わるタイミングでリセットされます。
用途別・どの六曜が選ばれやすいか
同じ六曜でも、行事の種類によって重視される度合いは違います。慶事では大安が圧倒的に好まれる一方、葬儀で気にされるのはほぼ友引だけ、といった具合です。下表は日本でよく見られる傾向をまとめたもので、宗教的な決まりでも規則でもありません。地域や家庭、依頼する業者の考え方によって扱いは変わります。
| 用途 | 選ばれやすい日 | 避けられやすい日 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 結婚式・入籍 | 大安・友引 | 仏滅・赤口 | 仏滅に割引プランを設ける式場もある |
| 葬儀・告別式 | 友引以外の日 | 友引 | 友引を休業日とする火葬場が多く、日程を動かさざるを得ないことがある |
| 通夜 | とくに選ばない | — | 「友を引く」のは葬儀とされ、通夜は友引でも差し支えないとする考え方が一般的 |
| 引っ越し | 大安・友引・先勝(午前) | 仏滅 | 仏滅や平日は引っ越し料金が下がる傾向がある |
| 納車 | 大安・友引・先勝 | 仏滅・赤口 | 販売店が納車日を大安に合わせて提案することがある |
| 開業・開店 | 大安 | 仏滅 | 先負なら午後の開店にするなど、時間帯で調整する考え方もある |
実務面での影響がいちばん大きいのは葬儀です。友引を定休日にしている火葬場が多いため、友引にあたると本人や家族の希望に関係なく日程を1日ずらすことになりがちです。逆に仏滅は「避ける人が多い=空いている」ため、結婚式場や引っ越し業者では料金が下がることがあり、費用を優先するなら狙い目にもなります。
時間帯まで含めて考えるなら、先勝は午前、先負は午後、赤口は正午前後が吉とされます。たとえば先負の日に開店するなら午後のオープンにする、といった調整のしかたです。上の計算機で候補日の六曜を確認しながら、参列者や家族の都合と合わせて決めるとよいでしょう。
よくある質問
- 六曜とは何ですか?
- 六曜(ろくよう)は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類の暦注です。旧暦の月と日をもとに「(旧暦月+旧暦日)÷6の余り」で決まります。日本では冠婚葬祭の日取りを選ぶ際の目安として広く使われています。
- 結婚式に向いている六曜はどれですか?
- 大安(終日吉)と友引(慶事は吉)が結婚式に向いているとされます。仏滅(終日凶)は避けられることが多く、大安土曜・日曜日は結婚式場の人気日として早めに予約が埋まりやすい傾向があります。
- 葬儀に向いていない六曜はどれですか?
- 友引(「友を引く」という語から)は葬儀を避ける慣習があります。多くの火葬場が友引に定休日を設けているため、友引には葬儀ができないことが多いです。大安・先勝・先負・赤口などはとくに葬儀を避ける理由はありません。
- 大安・仏滅・友引はどの日が多い?
- 六曜は6種類が均等に繰り返されるため、単純計算では各約1/6(年間約60日)になります。ただし旧暦の月が変わるとサイクルがリセットされるため、年によって分布が若干異なります。
- 友引に葬儀をしてはいけない理由は?
- 「友を引く」という字義から、故人が友人・知人を冥土に引き寄せるという俗信が広まりました。科学的根拠はありませんが、多くの火葬場が友引に定休日を設けています。
- 先勝と先負の違いは?
- 先勝(せんしょう)は「午前中は吉・急ぎ事は吉」とされます。先負(せんぷ)は「午後から吉・急ぎ事は凶」とされます。大切な行事は午前か午後かによって先勝か先負かを使い分けることがあります。
- 赤口(しゃっこう)はどんな日ですか?
- 赤口は六曜の中で「終日凶・正午前後のみ吉」とされる日です。「赤」が火や血を連想させることから、特に火の扱いや刃物に注意する日ともいわれています。祝い事や引越し、新しいことを始めるのは避けた方がよいとされています。
- 六曜と曜日の関係は?
- 六曜(6種)と七曜(7種)は周期が異なるため、特定の六曜が特定の曜日に固定されることはありません。例えば「大安の土曜日」は年に10回前後あり、結婚式の人気日として式場が混み合う傾向があります。
- 引越しに向いている六曜はどれですか?
- 大安が最も縁起が良いとされます。友引・先勝(午前中に)・先負(午後に)も比較的良い日とされます。仏滅は「物事がすべて滅する」とされるため避ける方も多いですが、引越し費用が安くなる傾向があります。
- 六曜は科学的に意味がありますか?
- 六曜に科学的な根拠はありません。もともと中国の占術に由来し、江戸時代に日本に広まった暦注です。現代では迷信と知りつつも、冠婚葬祭の日取り選びの慣習として根強く残っています。