時間の足し算・引き算のやり方(60進法)
時間は60進法(60分で1時間繰り上がる)なので、普通の足し算とはひと工夫必要です。たとえば「1時間30分 + 45分」は、いったん分に直して計算すると確実です:90分 + 45分 = 135分 = 2時間15分。
分のまま足す場合は、分の合計が60を超えたら1時間に繰り上げます(30分 + 45分 = 75分 → 1時間15分)。引き算で分が足りないときは、逆に1時間を60分に崩して計算します。
給与計算や工数管理では、60進法の「2時間15分」を10進数の「2.25時間」に直して扱うことも多いです(分 ÷ 60 を時間に足す)。このツールは両方の表記で結果を表示します。
分→時間の換算早見表
「◯分は何時間?」の早見表です。10進表記(分 ÷ 60)は勤怠集計・給与計算にそのまま使えます。たとえば90分は1.5時間、100分は1.67時間です。
| 分 | 時間表記 | 10進表記(勤怠・給与用) |
|---|---|---|
| 15分 | 15分 | 0.25時間 |
| 30分 | 30分 | 0.5時間 |
| 45分 | 45分 | 0.75時間 |
| 60分 | 1時間 | 1時間 |
| 75分 | 1時間15分 | 1.25時間 |
| 90分 | 1時間30分 | 1.5時間 |
| 100分 | 1時間40分 | 1.67時間 |
| 120分 | 2時間 | 2時間 |
| 150分 | 2時間30分 | 2.5時間 |
| 180分 | 3時間 | 3時間 |
| 240分 | 4時間 | 4時間 |
| 300分 | 5時間 | 5時間 |
| 450分 | 7時間30分 | 7.5時間 |
| 480分 | 8時間 | 8時間 |
※ 割り切れない値は小数第2位までの表示です(100分 = 1.666…時間 → 1.67時間)。給与計算で1円単位まで合わせたい場合は、丸めずに「分 ÷ 60」のまま計算してください。
時間→分・秒の換算早見表
逆に「0.75時間は何分?」を引く表です。タイマーの設定や作業見積もりを分に直すときに使います。0.25時間 = 15分、0.75時間 = 45分と、0.25刻みで15分ずつ増えると覚えると暗算が速くなります。
| 10進表記 | 時間表記 | 分 | 秒 |
|---|---|---|---|
| 0.25時間 | 15分 | 15分 | 900秒 |
| 0.5時間 | 30分 | 30分 | 1,800秒 |
| 0.75時間 | 45分 | 45分 | 2,700秒 |
| 1時間 | 1時間 | 60分 | 3,600秒 |
| 1.25時間 | 1時間15分 | 75分 | 4,500秒 |
| 1.5時間 | 1時間30分 | 90分 | 5,400秒 |
| 2時間 | 2時間 | 120分 | 7,200秒 |
| 3.5時間 | 3時間30分 | 210分 | 12,600秒 |
| 7.5時間 | 7時間30分 | 450分 | 27,000秒 |
| 8時間 | 8時間 | 480分 | 28,800秒 |
60進法でつまずきやすい5つの例
時間の計算を間違えるときは、だいたい繰り上がり・繰り下がりか、分をそのまま小数にしてしまうかのどちらかです。よくある書き方と正しい答えを並べました。
| 計算 | よくある間違い | 正しい答え | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1時間30分 + 45分 | 1時間75分 | 2時間15分 | 分の合計が60を超えたら1時間に繰り上げる |
| 17時30分 − 9時45分 | 8時間−15分 | 7時間45分 | 分が足りないときは1時間を60分に崩してから引く |
| 45分を3回分合計 | 1時間35分 | 2時間15分 | 135分は「1時間35分」ではなく2時間15分(135 − 120) |
| 1時間30分を小数で書く | 1.30時間 | 1.5時間 | 30分は1時間の半分なので0.5。分の数字をそのまま小数にはできない |
| 9時15分〜17時30分の勤務 | 8.15時間 | 8.25時間 | 15分は60分の1/4なので0.25。8時間15分 = 8.25時間 |
勤怠の端数処理(15分単位で切り捨てるとどうなるか)
労働時間は1分単位で計算するのが原則です。日々の勤務時間を「15分単位で切り捨て」にすると、切り捨てられた分が積み上がって実際の労働時間より短くなります。下の5日分は平均して1日あたり8分48秒が消え、月20日で2時間56分の差になります。
| 実働(1分単位) | 10進表記 | 15分切り捨て | 15分四捨五入 | 切り捨てで消える分 |
|---|---|---|---|---|
| 8時間7分 | 8.12時間 | 8時間 | 8時間 | 7分 |
| 7時間52分 | 7.87時間 | 7時間45分 | 7時間45分 | 7分 |
| 8時間23分 | 8.38時間 | 8時間15分 | 8時間30分 | 8分 |
| 7時間38分 | 7.63時間 | 7時間30分 | 7時間45分 | 8分 |
| 8時間44分 | 8.73時間 | 8時間30分 | 8時間45分 | 14分 |
例外として、1か月の時間外労働の合計に1時間未満の端数が出た場合に限り、30分未満を切り捨て・30分以上を1時間に切り上げる処理が行政通達で認められているとされています。日ごとの切り捨てとは扱いが違うので、自分の会社の給与規程がどちらなのかを確認してください。
※ 集計するときは、まず1分単位のまま「複数合計」モードで足し、最後にまとめて丸めると誤差が積み上がりません。
よくある質問
- 1時間30分 + 2時間45分はどう計算しますか?
- 足し算モードで①に1時間30分、②に2時間45分を入力します。結果は4時間15分(4.25時間)と表示されます。
- 1時間30分と45分を足すと何時間ですか?
- 2時間15分です。分に直して計算すると、90分 + 45分 = 135分 = 2時間15分になります。10進数で表すと2.25時間です。
- 90分は何時間ですか?
- 1.5時間(1時間30分)です。分 ÷ 60 で10進数の時間になります(90 ÷ 60 = 1.5)。給与計算や工数管理では「1.5時間」のような10進表記がよく使われます。
- 9時15分から17時30分の勤務時間は何時間ですか?
- 引き算モードで①に17時間30分、②に9時間15分を入力します。結果は8時間15分(8.25時間)です。休憩1時間を引く場合は、さらに引き算で7時間15分になります。
- 月間の残業時間を集計したい場合は?
- 「複数合計」モードで各日の残業時間を入力します。入力できるのは最大10行なので、20日分なら前半10日・後半10日に分けて合計し、その2つを足し算モードで合算してください。毎日1時間30分なら10日で15時間、20日で30時間になります。
- 勤務時間をまとめて合計したい場合は?
- 「複数合計」モードを選んで各日の勤務時間を入力してください。「行を追加」ボタンで最大10行まで追加できます。
- 引き算の結果がマイナスになるときは?
- 引き算モードで①より②が大きい場合、結果はマイナス(赤字)で表示されます。
- 小数点表記の時間とは何ですか?
- 1時間30分を「1.5時間」のように小数点で表した表記です。給与計算や工数管理で使われることが多い表記方法です。例:7時間45分 = 7.75時間、8時間20分 = 8.33時間。
- 時給計算に使える「小数点時間」の変換方法は?
- 時給 × 小数点時間 = 給与です。例えば時給1,200円で7時間45分(7.75時間)働いた場合、1,200 × 7.75 = 9,300円になります。
- Excelで時間計算するときの注意点は?
- ExcelはデフォルトでTIME形式(時刻)として計算するため、24時間を超える合計はそのままでは表示できません。セルの書式を[h]:mm(角括弧付き)に変更すると24時間超えの時間合計が正しく表示されます。
時間計算の使い方
足し算モード
2つの時間を加算します。例:会議時間の合計、作業時間の集計など。
引き算モード
2つの時間の差を計算します。例:終了時刻 − 開始時刻で経過時間を求めるなど。
複数合計モード
最大10件の時間をまとめて合計します。例:1週間の勤務時間の合計計算など。