BMI22はどこから来たのか
日本肥満学会では、成人の標準体重をBMI22(kg/㎡)で算出します。この数字の根拠は、1991年に発表された調査研究にあります。当時、健康診断を受けた成人約5,000人のBMIと、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの疾病有病率を集計したところ、BMI22付近で最も病気が少なく統計的に健康であることが示されました。
以降、日本肥満学会はBMI22を「標準体重」として採用し、健康診断の指標や保険指導の基準値として使われています。世界保健機関(WHO)の肥満基準はBMI30以上ですが、日本では東アジア人特有の体格・体脂肪分布を考慮し、BMI25以上を「肥満」と独自基準で定めています。
標準体重・理想体重の計算式
標準体重(kg) = 身長(m)² × 22
理想体重(kg) = 身長(m)² × 20(やや細身)
「理想体重」は見た目重視の概念で、BMI20前後を指すことが多いです。統計的に健康でいられるBMI22と、見た目のスタイルが良いとされるBMI20では、体重で約4〜5kg違います。どちらを目標にするかは人それぞれですが、健康上は極端に痩せすぎる(BMI18.5未満)とかえって体調不良や免疫力低下を招きます。
身長別早見表(150〜185cm・1cm刻み)
※BMIの小数第一位を四捨五入しています。「低体重未満」はBMI18.5を下回ると低体重と判定される基準値です。
BMI判定基準の一覧
標準体重はあくまで目安
BMI22は統計的な平均指標で、個人の理想体重を断定するものではありません。筋肉量の多いアスリートがBMI25以上になっても健康体である例は多く、逆にBMIが標準でも体脂肪率が高い「隠れ肥満」もあります。
体重だけでなく体脂肪率・筋肉量・ウエスト周囲径(メタボ判定の指標)を組み合わせて、総合的に体の状態を把握するのが現代の健康管理のスタンダードです。特に40代以降は筋肉量が減りやすいため、体重より体組成の変化に注目することが推奨されています。